安いプロジェクターでプロジェクションマッピング:失敗しない選び方
プロジェクションマッピングに使える安いプロジェクターの選び方を解説。300ドル以下で本当に見るべきスペック、無視してよい宣伝用の数値、中古のビジネスプロジェクターという選択肢まで紹介します。
著者:Lazy Lighting
プロジェクションマッピングは、安いプロジェクターにとても優しい使い方です。マッピングソフトが行う形の補正は、高価なプロジェクターが機能として売りにしている補正そのものですし、マッピング向けのコンテンツは繊細さよりも大胆でグラフィカルな表現が中心です。暗い部屋で段ボール箱にマッピングすれば、90ドルのLEDプロジェクターでも本格的に見えます。
とはいえ、低価格帯のプロジェクター市場は、誤解を招くための数値であふれています。ここでは、本当に見るべきポイントを紹介します。
本当に重要なスペック
- 「ルーメン」ではなくANSIルーメン。 格安モデルの商品ページには「LEDルーメン」や単なる「ルーメン」が書かれていますが、これは正直なANSIルーメンの5〜10倍の数値になりがちです。「9000ルーメン」の激安プロジェクターも、実際は200〜400 ANSIルーメンということがよくあります。商品ページでANSIの数値を探し、書かれていなければ最悪の値を想定しましょう。
- HDMI入力。 唯一の必須条件です。ケーブルでもキャストレシーバー経由でも、スマホの信号はここから入ります。
- 実際の解像度。 「1080p対応」は1080pの信号を受け付けるという意味で、1080pで表示できるとは限りません。ネイティブ解像度を確認しましょう。小さな物ならネイティブ720pで十分、壁に映すならネイティブ1080pにする価値があります。
- フォーカスの質。 角がシャープならマッピングもシャープになります。レビューで「縁がぼやける」「ピントがずれる」と書かれている機種は、マッピングには向きません。
予算ごとに手に入るもの
| 機能 | 価格の目安 | 明るさの目安 | 向いている用途 |
|---|---|---|---|
| 小型LED | $70–150 | 200–400 ANSI | 暗い部屋での箱、棚、小物 |
| 1080p LED・スマートOS搭載 | $150–300 | 500–1000 ANSI | 薄暗い部屋の壁。Android TV搭載機はキャストレシーバーを直接動かせる |
| 高輝度ホーム/中古ビジネス機 | $250–400 | 2000+ ANSI | 大きな壁、照明をつけた部屋。屋外は3000以上が必要 |
中古という近道
使われなくなったオフィス用プロジェクターは、プロジェクションマッピングの隠れたお買い得品です。3000 ANSIルーメンの10年落ちのビジネス用DLPプロジェクターが、新品のおもちゃのようなプロジェクターと同じ値段で売られていて、明るさでは何倍も上回ります。XGA時代の解像度、ファンの騒音、くすんだ色、残り寿命の短いランプといった欠点は確かにありますが、許容範囲です。
明るい部屋や大きな面を少ない予算でカバーしたいなら、中古のビジネス機とHDMIケーブルの組み合わせはなかなか手強い選択肢です。
お金をかけなくていいもの
- 4K。マッピングの距離では画素密度の違いは見えませんし、低価格帯の「4K」はたいていアップスケーリングです。
- 台形補正とオートフォーカス。マッピングソフトが台形補正の役割を、より高い精度で完全に置き換えます。
- 内蔵スピーカー。音楽はちゃんとしたスピーカーから流すべきです。観客の近くで聞こえるのは、スピーカーよりもプロジェクターのファンの音です。